XFSファイルシステムは、拡張属性 (xattr)がデフォルトで有効

https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/7/html/storage_administration_guide/ch-xfs

XFS は、元々は Silicon Graphics, Inc で設計された非常に拡張性の高い、高性能のファイルシステムです。XFS は、Red Hat Enterprise Linux 7 のデフォルトのファイルシステムです。

XFS の主な機能

XFS は、メタデータジャーナリング をサポートしているため、クラッシュリカバリーを迅速に行うことができます。
XFS ファイルシステムは、マウントされ、アクティブな状態でデフラグし、拡張できます。
また、Red Hat Enterprise Linux 7 は XFS 固有のバックアップおよび復元ユーティリティーをサポートしています。

割り当て機能
XFS は、次の割り当てスキームを特長としています。

エクステント (領域) ベースの割り当て
ストライプを認識できる割り当てポリシー
遅延割り当て
領域の事前割り当て

遅延割り当てや他のパフォーマンスの最適化は、ext4 と同じように XFS に影響を与えます。つまり、XFS ファイルシステムへのプログラムの書き込みは、プログラムが後で fsync() 呼び出しを発行しない限り、ディスク上にあることが保証されません。
ファイルシステム (ext4 および XFS) での遅延割り当ての影響の詳細は、5章ext4 ファイルシステム の 割り当て機能 を参照してください。
注記
ディスク容量が十分であるように見えても、ファイルの作成または展開が予期しない ENOSPC 書き込みエラーで失敗することがあります。これは、XFS のパフォーマンス指向の設計が原因となります。実際には、残りの容量が数ブロックしかない場合にのみ発生するため、問題にはなりません。
その他の XFS 機能
XFS ファイルシステムは、以下もサポートしています。

拡張属性 (xattr)
これにより、システムが、ファイルごとに、名前と値の組み合わせを追加で関連付けられるようになります。これは、デフォルトで有効になっています。

クォータジャーナリング
クラッシュ後に行なわれる、時間がかかるクォータの整合性チェックが不要になります。

プロジェクト/ディレクトリークォータ
ディレクトリーツリー全体にクォータ制限を適用できます。

サブセカンド (一秒未満) のタイムスタンプ
これにより、タイムスタンプはサブセカンド (一秒未満) になることができます。

デフォルトの atime 動作は relatime です。
XFS では、デフォルトで Relatime がオンになっています。正常な atime の値を維持する一方で、noatime と比較してオーバーヘッドはほとんどありません。

Linux、Netatalk、Samba、NFSを使用したファイルサーバーについて研究・運用しています。

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参考リンク

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