[Ubuntu] リポジトリ管理 — aptで使うsources.list

第677回 aptで使うsources.listのオプションいろいろ
https://gihyo.jp/admin/serial/01/ubuntu-recipe/0677

2021年8月4日
柴田充也

Ubuntu, Debian, Apt

リポジトリ情報を設定するsources.list
Aptはリポジトリにあるパッケージをその依存関係に基づいてダウンロードし,システムにインストールするツールです。その「リポジトリ」の情報を管理するのが「sources.list」と呼ばれるファイルとなります。

パッケージリポジトリとしてアクセスするためには,具体的には次の情報が必要です。

リポジトリのURI
通信プロトコルの種別
リリース名やコンポーネント
アーキテクチャーや鍵情報など,その他のオプション
これらの情報が「/etc/apt/sources.list」もしくは「/etc/apt/sources.list.d/」以下のファイルに保存されます。

Ubuntuの場合は,Ubuntu公式のリポジトリ情報を/etc/apt/sources.listに記述し,サードパーティの情報は/etc/apt/sources.list.d/以下に「なんとか.list」というファイル名で保存するのが一般的です。sources.list.d以下のファイル名は,英数字(a-zA-Z0-9)およびアンダースコア(_⁠)⁠,ハイフン(-⁠)⁠,ピリオド(.)のみ含めることができます。またファイル名は「.list」で終わっている必要があります(※1⁠)⁠。

※1
「.sources」で終わっているファイルについては後半で別途説明します。
すべてsources.listにまとまっていると管理が大変になるので,サードパーティのリポジトリを追加する場合は,なるべくsources.list.dを利用しましょう。ここではどちらもまとめて「sources.list」と呼称します。

Linux、Netatalk、Samba、NFSを使用したファイルサーバーについて研究・運用しています。

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