[RHEL8] 第38章 Python のインストールおよび使用

https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/8/html/configuring_basic_system_settings/assembly_installing-and-using-python_configuring-basic-system-settings

第38章 Python のインストールおよび使用

Red Hat Enterprise Linux 8 では、Python 3 は、AppStream リポジトリーの python36、python38、および python39 モジュールにより提供されるバージョン 3.6、3.8、および 3.9 で配布されます。
警告

バージョンを指定しない python コマンドを使用して Python をインストールまたは実行すると、曖昧なためデフォルトでは動作しません。Python のバージョンを常に指定するか、alternatives コマンドを使用してシステムのデフォルトバージョンを設定します。
38.1. Python 3 のインストール

設計上、python27、python36、python38、および python39 モジュールを含む RHEL 8 モジュールを同時にインストールできます。1 つのモジュール内の複数のストリームでの並列インストールは、サポート対象外です。

mod_wsgi モジュールを除き、同じシステムに Python3.6 と同時に、いずれかのバージョン用にビルドされたパッケージを含む Python3.8 と Python3.9 をインストールできます。Apache HTTP Server の制限により、システムに python3-mod_wsgi、python38-mod_wsgi、または python39-mod_wsgi パッケージのいずれかしかインストールできません。

手順

python36 モジュールから Python 3.6 をインストールするには、以下を使用します。

# yum install python3

python36:3.6 モジュールストリームは、自動的に有効になります。

python38 モジュールから Python 3.8 をインストールするには、以下を使用します。

# yum install python38

python38:3.8 モジュールストリームは、自動的に有効になります。

python39 モジュールから Python 3.9 をインストールするには、以下を使用します。

# yum install python39

python39:3.9 モジュールストリームは、自動的に有効になります。

検証手順

お使いのシステムにインストールされている Python のバージョンを確認するには、必要なバージョンの Python 固有の python コマンドで –version オプションを使用します。

Python 3.6 の場合

$ python3 –version

Python 3.8 の場合

$ python3.8 –version

Python 3.9 の場合

$ python3.9 –version

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